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陶歴
岡部嶺男は、陶磁器の産地として知られる愛知県瀬戸に、陶芸家・加藤唐九郎の長男として生まれ、子供のころから陶磁器に親しみました。1940年に21歳で入営し、復員後、本格的に作陶活動を再開すると、織部・志野・黄瀬戸・灰釉・鉄釉などの地元の伝統技法をもとに作域を広げていきます。なかでも器体の全面に縄文を施した織部や志野の作品は極めて独自性が強く、高い評価を得ました。その後、意欲的な作陶姿勢は青瓷の研究へと向けられ、厳しく凛とした器形に、しっとりとした艶のある不透明な釉調の〈粉青瓷〉、透明感ある釉調と青緑の釉色が美しい〈翠青瓷〉、そして、誰もが為し得なかった黄褐色の〈窯変米色青瓷〉など、世に「嶺男青瓷」と呼ばれる独特の釉調や釉色の青瓷釉をまとう作品を生み出したのです。
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作品リスト
・岡部嶺男 |
絵志野花生 |
16.0×16.0×14.8Hp |
・岡部嶺男 |
青織部八寸 |
24.0×5.2Hcm |
・岡部嶺男 |
絵志野花生 |
11.8×22.2Hcm |
・岡部嶺男 |
織部一輪差 |
11.3×22.6Hcm |
・岡部嶺男 |
粉青盃 |
6.8×5.2Hcm |
・岡部嶺男 |
織部ぐい呑 |
7.0×5.5Hcm |
・岡部嶺男 |
織部花生 |
11.0×25.2Hcm |
・岡部嶺男 |
窯変米色瓷盃 |
9.5×4.8Hcm |
・岡部嶺男 |
灰釉盃 |
6.9×5.0Hcm |
・岡部嶺男 |
黄瀬戸盃 |
5.0×4.0Hcm |
・岡部嶺男 |
絵志野茶碗 |
14.0×8.2Hcm |
・岡部嶺男 |
絵志野茶碗 |
12.2×8.7Hcm |
・岡部嶺男 |
窯変米色瓷砧 |
16.2×24.8Hcm |
・岡部嶺男 |
窯変米色茶碗 |
14.9×7.5Hcm |
・岡部嶺男 |
絵志野徳利 |
11.2×19.2Hcm |
・岡部嶺男 |
窯変米色瓷双耳砧花入 |
17.0×26.3Hcm |
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