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【プレ100年祭】2004年・春 滝口和男 展

プレ100年祭・春 滝口和男の陶でみる
3月26日(金)〜4月4日(日)
午前11:30〜午後6:30(最終日 午後5:30迄)


展覧会場で流される曲を、一足お先にお楽しみいただけます。
【作曲・演奏】
滝口晃平 氏(滝口和男先生ご子息)


滝口和男略歴
〒520-0113大津市坂本1-11-56
http://www.bekkoame.ne.jp/~takiguch/
E-mail takiguch@cap.bekkoame.ne.jp

1953
京都五条坂に生まれる
1974
同志社大学経済学部中退
1978
京都市立芸術大学美術学部中退
1982
ロイヤル カレッジ オブ アート修了(英国)
1985
日本陶芸展(外務大臣賞)、日本新工芸展(日本新工芸賞)
1986
中日国際陶芸展(準大賞)
京都府工芸美術作家協会展(京都府知事賞)
個展(赤坂グリーンギャラリー:東京)
1987
個展(ギャラリーなかむら:京都)
1988
個展(赤坂グリーンギャラリー:東京)
1989
日本陶芸展(秩父宮賜杯グランプリ)
個展(ギャラリーKOYANAGI:東京、黒田陶苑:東京、蕉雨園西武池袋企画:東京)
1990
MOA美術館岡田茂吉賞展(優秀賞)
個展(赤坂グリーンギャラリー:東京、正観堂:京都)
第1回陶芸の現在一京都から展(高島屋:東京、横浜、大阪、京都)
1991
五島記念東急文化賞(美術新人賞)
日本陶磁協会展(協会賞)
個展(佐賀町エキジビットスペース:東京、AZギャラリー西武商品美術部企画:東京)
1992
Solo Exhibition (Installation in North Yorkshire Landscape)
Group Exhibition (Fruits of Fruits in R.C.A)
第2回陶芸の現在一京都から展(高島屋:東京、横浜、大阪、京都)
1993
個展 滝口和男ガラス展(赤坂グリーンギャラリー:東京)
1994
個展(ギャラリーKOYANAGI:東京、主催:五島記念文化財団)
個展(赤坂グリーンギャラリー:東京)
個展(マスダスタジオ:東京)
1995
器展(正観堂:京都、京王百貨店美術画廊:東京、ギャラリィー青翔:高山)
記憶1995一滝口和男展(雨香亭:小田原、比燕荘:京都、エスパスOHARA:東京、主催:小原流)
1996
京都府文化賞奨励賞受賞
滝口和男の陶筥展(MIKIMOTOホール:東京銀座)
個展(青山グリーンギャラリー:東京)
1997
個展(Gallery Koyanagi:東京銀座、松坂屋本店美術画廊:名古屋)
器展(京王百貨店美術画廊:東京、寛土里:東京)
Solo Exhibition (Installation to the church & Zetterquist Galleries in New York)
1998
個展(赤坂グリーンギャラリー、氷川神社:東京)
器展(ギャラリー堂島:大阪、彩陶庵:萩)
薫匂香物語展(高島屋:東京、大阪)
1999
個展(コンテンポラリーアートNIKI:東京)
器展(高島屋:岐阜、正観堂:京都、西武百貨店:東京渋谷)
花と陶展一たわむれの日一(蔵丘洞画廊:京都、アサヒギャラリー:甲府)
2000
香盒による「ものじてん」滝口和男展(寛土里:東京赤坂)
因幡の白うさぎ物語展(ギャラリー栄光舎:鳥取)
宴の記憶展(三越百貨店:東京日本橘)
個展(赤坂グリーンギャラリー:東京)
器展(器と食の相聞歌 桃居:東京、うつわを遊ぶ ギャラリー堂島:大阪)
2001
個展(Gallery Koyanagi:東京銀座)
個展(高島屋:東京、京都、大阪、名古屋)
個展(軽井沢の草上で)
個展(松坂屋本店:名古屋)
個展(福岡アジア美術館:福岡)
2002
滝口和男の「壷たち」(京王百貨店:東京)
器展(陶彩:東京、高島屋:岐阜、ギャラリー堂島:大阪)
2003
現代陶芸の華展(茨城県陶芸美術館)
香盒による「こくごじてん」(寛土里:東京赤坂)
陶でつづる一滝口和男の徒然草(ギャラリー栄光舎:鳥取)
2004
陶でみる一滝口和男の建物隙間の風景(和泉玉箒堂:大阪)



<滝口和男 展 情報>
滝口和男展「飾」 滝口和男展「飾」
作品をただ並べて展示するのではなく、「飾」というテーマに表わされている様に、数寄屋造りの店内にあわせて創作された作品と、ご子息の作曲・演奏のサクソフォンと、作品イメージにあわせた香りのコラボレーションです。只今、制作まっ最中です。

【図録撮影当日の様子】(平成16年2月3日店内にて)
滝口和男図録 撮影の様子 滝口和男図録 撮影の様子 滝口和男図録 撮影の様子
滝口和男図録 撮影の様子 滝口和男図録 撮影の様子


■■■ 記念誌(図録)が完成しました。■■■

滝口和男の陶でみる
記念誌「滝口和男の陶でみる」表紙
【記念誌 表紙】

-建築隙間の風景-

古く小さな黄味がかった白黒写真が黒の台紙に丁寧に張り付けられ、縁が所々剥げた分厚い赤い表紙のアルバム、それぞれの写真の中には懐かしい顔の背景に、不確かな記憶の彼方から、徐々に蘇る「こんな建物もあったなぁ」などなど、もう既に失われてしまった五条坂界隈の風景をみる。

そういえば実家の真向かいにあった石段を登りきると「だいにっさん」と呼んでいた神社のような境内があった。

大きな銀杏の木があり、傍らに小さいながら三方に枝を張った百日紅の木があった。その木の上に、拾い集めた木片やダンボール箱で犬小屋のようなものを作って遊んだ小学生の日、子供一人が蹲れるだけのたてものだった。一雨の後、それはまた塵と化した。

思い起こせば、それが「たてもの」と自分自身との意識を持った初めての関わりだったのだろうか。ダンボールと木片の隙間から垣間見た景色は、見慣れたはずの近所が別世界に感じたのだった。
記念誌「滝口和男の陶でみる」 記念誌「滝口和男の陶でみる」 記念誌「滝口和男の陶でみる」
記念誌「滝口和男の陶でみる」 記念誌「滝口和男の陶でみる」 記念誌「滝口和男の陶でみる」

生まれ育ったのは、京都五条坂白糸町の大正時代に建てられた長屋の小さな町家だった。

朝目覚めると、壁に逆さまの見慣れた光景がぼんやりと映っていて、所々破れた障子には光る縞模様、痩せた杉雨戸の隙間の演出。「はしり」といっていた細長い土間の台所、黒く煤けた「おくどさん」、炊飯の煙は壁の隙間を抜けて奥の間へ。

間仕切りの障子や硝子障子も鰻の寝床の飾り物、閉め切ってあるはずが、三角形の隙間を通過する風の流れが身に沁みた冬の日には。元々はそんなにいたる所に隙間も無かった筈なのだろうが。僕の記憶の片隅では隙間の集合したものが建物だと錯覚していたのも無理の無いことだった。

その後、建替え建替えする内に、以前のような隙間はなくなったのだが。

※記念誌(図録)をご希望の方はお問い合せください。
和泉玉箒堂 株式会社(いずみぎょくそうどう)
〒593-8327
大阪府堺市西区鳳中町4丁97-6 [地図]
TEL・FAX:072-275-4552


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